商品一覧
有機ゴールド(完熟微生物資材) 内容量15㎏
吟味された有機質原料を、およそ3年もの間絶えず切り返しを行いながら、70℃を超える高温で完熟発酵させた製品です。微生物資材・ボカシ肥・堆肥として様々な作物にオールマイティーに使うことができます。
放線菌やバチルス菌などの有用微生物を豊富に含んでおり、土壌中の未分解有機物(芝生でいえばサッチ)をよく分解し、土壌の静菌作用(拮抗作用)を高めるため連作障害が緩和されます。 芝生のラージパッチ、イチゴの萎黄病などは典型的な連作障害です。
発酵で作り出される腐植酸(フミン酸)が非常に多く含まれているので、土壌を物理的・化学的に改善する効果も高く、10aあたり数100 kgという少ない量を畑にまくだけで十分に土壌改良効果が得られるので、発酵で濃縮された堆肥としてもお使いいただけます。 土壌が団粒化して根張りが良くなり、作物が健康に育ちます。
施設栽培で連作障害が強く出ている場合には10aあたり500~1,000kgをお使いください。イチゴでクロピクフローをお使いの場合にはガス抜き後に畝の上から平米あたり1kgを振りかけてから定植して下さい。太陽熱消毒の場合には米ぬか・ふすまの代わりに有機ゴールドを用いると温度が高く上がって消毒の効果が増します。
芝生であれば平米当たり50~100gを年に数回散布すれば、サッチが分解されて行き、根がしっかり生えて病気になりにくい丈夫な芝生をつくることができます。 完熟しているため根焼けやガス害は起こりませんのでいつでも使用できます。悪臭もないため場所を選ばずお使いいただけます。
長期発酵のためNPKの成分は1.2%, 2.5%, 1.3%と低い値になっており、含まれるチッソのうち、99.9%は流亡しない有機態(微生物およびその死骸)由来の物です。
またフミン酸の含有率は約17%と多く、炭素率(C/N比)12という数値からも非常に熟成が進んでいることがわかります。
鹿沼有機(完熟バーク堆肥) 内容量20㎏ (30L)
樹皮・木質チップと動植物残渣とを混合して、約5年間切り返しを繰り返しながら完熟させた堆肥(バーク堆肥)で、土壌改良効果が高くかつ有効微生物(放線菌・バチルス菌)が豊富な資材で、土壌中の未分解有機物の分解を促進します。
炭素率(C/N比)は13~15となっており、これはバーク堆肥としては非常に良好な数値です。通常市販されているバーク堆肥の炭素率は22~30くらいが一般的ですが、炭素率が高い堆肥は土壌中の窒素を消費してしまい、施肥効果が上がらなくなってしまいます。ひどいものになると窒素飢餓を起こしてして植物を枯らしてしまいます。
一方で窒素が残りすぎた堆肥は未熟なものであり、ガス害や発芽阻害が起こる場合があります。鹿沼有機は長期間の熟成により炭素率と窒素含有量を極限まで下げた真の意味での完熟堆肥ですので、安心してお使いいただけます。
土壌中の窒素量に影響を与えないので、病気を回復させたい部分に大量にスポット散布するのに適しています。鹿沼有機を多くやりすぎても徒長したり葉が硬くなったりしませんので、芝生ではラージパッチやフェアリーリングの病斑にたっぷりと振りかけて回復を早めることができます。 イチゴの疫病は感染した苗を抜いて捨てても、植え替えた苗がまた枯れることがありますが、このような時には苗の周辺の土を鹿沼有機と入れ替えてしまえば感染が収まります。
芝生でスポット散布する場合には平米あたり500g~1kgを振りかけて下さい。
芝張りの際に床土に鹿沼有機を薄く敷くか軽く混ぜておくと活着がよくなりますが、こういった用途でも500g~1kg/㎡を目安にお使いください。
鹿沼グリーンSB 内容量25L (芝生用バクテリア資材)
鹿沼有機を2mmの篩で処理したグリーン目土用の完熟バクテリア資材で、サッチの分解を促進します。サンドグリーンで起こりやすいドライスポットの予防・治療に有効であり、土グリーンの土壌を団粒化するためにも有効です。その他、鹿沼有機と同様に春ハゲ・ラージパッチ・フェアリーリングの予防・回復促進の効果もあります。
数か月に1度定期的に散布する事をおすすめしますが、特にエアレーションの際には目砂に鹿沼グリーンSBを混合してお使いください。使用量は0.1~0.2 L/㎡が目安です。(500㎡のグリーンで3袋) サッチ分解が促進されてエアレーションの効果が高まります。
また、乾燥しやすい時期やドライスポットが発生した場合には薄目土として随時散布してください。特にサンドグリーンではサッチ分解とドライスポットの抑制のために定期的な散布をおすすめします。
その他の使い方としては、ティーグラウンドやフェアウェイのディボット跡を埋める砂に混ぜておきますとディボットの回復を早めます。鹿沼グリーンSBを砂1Lに対して半量程度を混ぜて使います。また、ホールカップを戻すときに穴に本品を一つかみ入れたり、カップを埋め戻した目地に擦り込むと回復を早めます。
SBドレッサー 内容量18㎏ (土壌改良型バクテリア資材)
鹿沼グリーンSBに麦飯石・活性炭・ゼオライトなど陽イオン交換容量(CEC)の高い資材を混合した商品です。
全体的な使用効果・使用方法は鹿沼グリーンSBと基本的に同じですが、流動性がよいためそのままでサイクロン散布機で撒くことができます。エアレーション後の使用は100~200g/㎡を目安にしてください。
定期的に薄目土として散布するには50~100g/㎡をお使いください。
鹿沼グリーンSB及びSBドレッサーを使うとグリーン表層の毛細根が網の目のようびっしりとよく育ち、グリーンの硬度が上がります。更に芽数が増えて芝密度が上がり、芝生がアップライトに生長しますので、転がりの良いターフに仕上がります。
土壌が団粒化することで透水性・保水性のバランスが良くなり散水管理がしやすくなるので、ボールマークがつきにくくなり、また病気も広がりにくくなります。
ブサン有機1号 3-3-3 内容量15kg
ゴルフ場のグリーン、ティーグラウンドの芝用に開発された微粉末有機質肥料で、いわゆるボカシ肥料です。上質な有機質の原料のみを配合し、発酵・熟成して作っています。
丈夫な根を育て、病害に対する抵抗性をつけます。また、生きたバクテリアやバクテリアの死骸を豊富に含んでいるためアミノ酸や核酸も豊富です。
ブサン有機1号は芝生をタテよりもヨコに育てる肥料です。肥効はマイルドですが、ゆっくりと長く効きます。徒長をさせずに芽数を増やします。
ベント芝の場合は3~5月と9~10月に、高麗芝の場合は4~8月にかけて1回あたり30-50 g/㎡を2~3週間おきに散布してください。鹿沼グリーンSBやSBドレッサーと組み合わせて使うとさらに効果的です。
新ブサン有機2号 6.5-5-5 内容量20kg
ゴルフ場のフェアウェイ、ラフの芝生用に開発された商品で、有機発酵肥料のNPK成分が強化がされています。肥効が早く出て長続きするのが特徴です。春の芽出しの時期に使用すれば素早く芝の色を出すことができ、かつ肥効が長持ちします。秋に使用すれば芝の緑色を長く維持しつつ翌年の春以降まで肥効を維持します。
特に化成肥料と有機肥料を併用されていた方や、有機化成肥料をお使いの方、緩効性の化成肥料をお使いの方におすすめです。
本品も高いサッチ分解効果・土壌改良効果を持ちます。
年に2~3回、30-50 g/㎡をご使用ください。
ベ ル 1kg x 10袋入り/ケース
ベント芝の夏越しのために開発された資材です。
ベント芝に代表される寒地型の芝草は、高温になる夏場には光合成が衰え、根も短くなってしまいます。 その一方で芝草の呼吸は活発になり炭水化物の消費が増えます。 そのため夏場は芝草に蓄えられたエネルギーの消耗を抑えることが重要になります。
植物は硝酸を吸収すると体内で硝酸をアンモニアに変換しアミノ酸を合成します。 この働きを窒素同化作用といいますが、この窒素同化作用で植物は貯蔵炭水化物(フルクタン等)をエネルギー源として消費してしまいます。 夏場のベント芝は光合成が衰えるだけでなく呼吸もより活発になるのでただでさえ貯蔵炭水化物は減少していきますが、そこに更に硝酸が吸収されるとより多くの貯蔵炭水化物を消耗してしまうことになります。 さらに窒素同化作用に必要なエネルギーが不足するところまで至ってしまうと、芝の葉身に硝酸が蓄積されて生理障害を起こしてしまいます。
土壌中の窒素は微生物の働きによりアンモニア → 硝酸と変化して芝草に吸収されます。アンモニアを硝酸に変換する微生物を硝酸化成菌と呼びます。
硝酸は水に溶けやすく土壌に吸着されにくいため、芝草は土壌中に硝酸があるとすぐに吸収してしまいます。 しかしベルには硝酸化成菌を減らす効果があるので、土壌中のアンモニアが硝酸にならずに、アンモニアとして土壌に吸着されるので、芝草はチッソを吸いすぎることはありません。 これがベント芝の夏越しにベルが効果的である仕組みです。
実際にベルをお使いになると、芝の徒長が抑えられるので、芝草が無駄にエネルギーを浪費していないことがわかります。
ベントグリーンの夏越し対策のためには、ベルを1000倍に水で希釈して1L/㎡を散布してください。(1g/㎡) 5月ごろから使用を開始して9月上旬まで月1~2回のペースで散布しますと貯蔵炭水化物の浪費が抑えられて、夏の落ち込みが軽減され、秋の回復が目覚ましいものになります。
ブサン ニュー ST 1kg x 20袋入り/ケース
ベント芝用の葉面散布剤です。ベント芝の夏バテ予防、治療に効果があります。
硝酸化成抑制剤と窒素、リン酸、カリ、微量要素を含んでおります。
窒素成分としては葉面吸収される尿素を配合してあります。
ベルの紹介で述べたように高温時には窒素を与えないほうがよいため、3月~4月ごろから梅雨明けまでの時期でお使いください。
通常1か月に1~2回、500倍に水で希釈して1L/㎡を散布してください。(2g/㎡)
ブサン ニュー EX 1kg x 20袋入り/ケース
ベント芝用の葉面散布剤です。ベント芝の夏バテ予防、治療に効果があります。
硝酸化成抑制剤とリン酸、カリ、微量要素を含んでおります。
窒素成分を配合していないため、梅雨明けから9月までの暑い時期でもお使いいただけます。
通常1か月に1~2回、500倍に水で希釈して1L/㎡を散布してください。(2g/㎡)
サン・ハニー 1kg x 20本入り/ケース
アミノ酸、酵素、ミネラル、有機酸、糖類を豊富に含む酵母培養液をベースに、糖、クエン酸、キレート鉄などを配合した芝生用の土壌活性化・光合成活性化資材です。 土壌微生物にも芝草にも有用な成分をたっぷりと含んでいます。 さらに浸透・保湿・防カビの効果があり食品添加物としても使われているプロピレングリコールを配合しています。 本品を春から夏にかけてベント芝に使用しますと夏バテ予防・治療に効果があります。 日本芝の活力向上にも効果がありますので、コウライグリーンやティーグラウンドにもお使いください。
通常1か月に1~2回、250倍~1,000倍に水で希釈して0.5~1L/㎡を散布してください。(2g/㎡/月が目安)
1年中お使いいただけますが、ベント芝では特に5月から9月にかけてベルと混合して使用しますと効果がより一層顕著に出ます。